Visual StudioでPythonパッケージを新たにインストール・アップデートしたりする方法についてまとめます。Visual StudioからDjango Web Appを構築し、パッケージは仮想環境(デフォルトでenv)にインストールしているとして説明します。
使用環境
- Visual Studio Community 2017
- Python3.6 (64-bit)
1. 導入済みパッケージのアップデート
Pythonパッケージのアップデートは、Visual Studioのソリューションエクスプローラーから行います。ソリューションエクスプローラーの一番下側に「Python 環境」というタブがあるのでそこをクリックします。「Python 環境」タブに移ったら、上側に仮想環境(env)を選択します。選択したら、中ほどにあるドロップダウンリストから「パッケージ」を選択してください。これで仮想環境(env)にインストールされているパッケージが表示されます。
デフォルトでいくつかパッケージがインストールされていると思います。上記の例では「Django」、「pip」、「pytz」、「setuptools」の4つがインストールされています。アップデートできるパッケージについては、パッケージ名の右側に上向き矢印が表示されています。この矢印をクリックするとアップデートが開始されます。
新規にパッケージをインストールする際も同様ですが、アップデートしたら念のためソリューションエクスプローラーから「requirements.txt」を確認しておきましょう。開発で使用していたものと同様のパッケージを サーバー上でインストールする際に必要になります(Azureでインストールする手順は以下をご覧ください)。
2. 新たにパッケージをインストールする
新しいパッケージをインストールする際も同じところから行います。Visual Studioのソリューションエクスプローラーの一番下側に「Python 環境」から、上側に仮想環境(env)を選択し、中ほどにあるドロップダウンリストから「パッケージ」を選択するところまでは同じです。ここからがアップデートと違うところで、「パッケージ」を選択した部分のすぐ下側の検索窓からインストールしたいパッケージを検索できます。 たとえば、「djangorestframework」と打ち込むといくつか候補が出てくると思います。あとはこの中から選んでクリックをするだけで、選択したパッケージをインストールすることができます。
繰り返しになりますが、新規にパッケージをインストールしたら、ソリューションエクスプローラーから「requirements.txt」にパッケージを追加しておきましょう。Web上に展開(デプロイ)した際に動かなくなってしまうことがありますので注意しましょう。これでアップデート・インストールの説明は終了です。