ブログなどのWebサイトへの訪問者は基本的にはGoogleなどのサーチエンジン経由で流入します(最近はFacebookやTwitterなどからの流入も考えなければいけないのですが)。そのため、サーチエンジン向けのSEO (Search Engine Optimization)は必須となります。そこで、今回はサーチエンジンの国別シェアについてまとめ、最低限意識しておくべきサーチエンジンについて考えていきたいと思います。
ま、書くまでもなくGoogleが強いわけですが…。データは下記を出所として、2018年12月のものを記載します。
データ出所:statcounter – Search Engine Market Share
世界のサーチエンジンシェア(2018年)
まずは世界シェア。対象はデスクトップやモバイルなど全て。
- 世界 – 全デバイス
- Google (92.25%)
- Bing (2.41%)
- Yahoo! (2.07%)
- Baidu (1.01%)
圧倒的にGoogleですね。ちなみにBingはマイクロソフトの検索エンジンです。いやーここまで独占できるっていうのもすごいですね。
ちなみにモバイルだけに限るとさらにGoogleの強さが光ります。
- 世界 – モバイルのみ
- Google (94.15%)
- Yahoo! (1.54%)
- Baidu (1.34%)
- Bing (1.13%)
この時点で、「とりあえずGoogleへの対応は必須で、BingとYahoo!も見ておけばいいか」 という結論が出てしまっているかもしれませんが、一応日本のシェアも見てみましょう。
日本のサーチエンジンシェア(2018年)
(知っている人は)知っている通り、日本では相対的にYahoo!が強いといわれていますが、数字にするとこんな感じです。
- 日本 – 全デバイス
- Google (74.42%)
- Yahoo! (22.36%)
- Bing (2.41%)
- Baidu (0.34%)
依然としてGoogleが圧倒的ですが、Yahoo!が2割強ほどありますね。ただ、Yahoo! Japanは独自の検索サービスの提供をすでに終了しており、Googleの検索サービスが採用されています。そのため、実質的には96.78%(Google + Yahoo!)が日本におけるGoogle検索エンジンのシェアになります。マイクロソフトのBingは世界シェアとほぼ同程度の2%台半ばという状態。
一応モバイルも見みてみましょう。
- 日本 – モバイル
- Google (70.16%)
- Yahoo! (28.85%)
- Baidu (0.36%)
- Bing (0.34%)
モバイルだとやはりマイクロソフトのBingは弱くなりますね。相対的にGoogleが圧倒的になります。シェアにして99.01%(Google + Yahoo!)。
結論:モバイルだけならGoogle、念のため追加でBing
データを見る限り、検索サービスで対応しておいたほうが良いの、Googleが必須。モバイルユーザーのみをターゲットにするのであればGoogleだけで十分かもしれません。デスクトップも含めて幅広にカバーするのであれば念のためBingも入れておけばOKといった感じでしょうか。
あくまでこれは日本を意識した結論なので、ほかの地域、例えば中国をターゲットにするような場合はまた話が変わってきます。具体的には、Baiduを外すことは考えられません。ご参考に中国のランキングを最後に乗せておきます。
- 中国 – 全デバイス
- Baidu (70.30%)
- Shenma (15.62%)
- Sogou (4.74%)
- Haosou (4.54%)
- Google (2.57%)
- Bing (2.01%)