エクセルVBAで使用するコードの備忘録。VBAでトレース矢印を表示したり削除するためのコード。
トレース矢印とは?
トレース矢印とはセル間の数式の関係性をわかりやすく可視化してくれる便利な矢印です(下記画像の青矢印)。エクセル上部のリボンから「数式 > 参照元のトレース(参照先のトレース)」を選択することで、選択範囲のトレース矢印を表示させることが可能です。
トレース矢印を制御する
トレース矢印は表示したいセルのRangeオブジェクトの「ShowDependents」メソッド、「ShowPrecedents」メソッドを使うと表示することが可能です。
- ShowDependents:指定セルを参照しているセルを示す矢印を表示
- ShowPrecedents:指定セルが参照しているセルを示す矢印を表示
表示されているトレース矢印を削除するには、Worksheetオブジェクトの「ClearArrows」メソッドを使用します。
サンプルコード
下記のサンプルコードではアクティブセルの参照・被参照関係を表示してその後削除します。
なお、コードを使用する際はカッコに囲まれた部分([***])を自分のプログラムに合わせて変更してください。
Public Sub ControlRefArrows()
'--- トレース矢印を表示 ---'
ActiveCell.ShowPrecedents
ActiveCell.ShowDependents
'--- トレース矢印を削除 ---'
ThisWorkbook.ActiveSheet.ClearArrows
End Sub