ランサーズ、野村證券と業務提携し、フリーランス向けの資産形成サポートを開始(@Press)
フリーランス総合支援プラットフォームを提供するランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 秋好 陽介、以下「ランサーズ」)は、野村證券株式会社(本社:東京都中央区 代表執行役社長 森田 敏夫、以下「野村證券」)と業務提携し、フリーランスに人事・総務・法務などの会社機能を提供する「Freelance Basics ( https://freelance-basics.jp/ )」を通じて、個人型確定拠出年金(iDeCo)※1によるフリーランスの資産形成サポートを行います。
(中略)
@Press
Freelance Basicsとは
Freelance Basicsは、フリーランスに網羅的な支援を行っていくサービス群です。フリーランスが個々人の持つ能力や得意な領域にフォーカスして時間を使えるよう、経理財務や法務、総務といった事業活動をする上で必要な領域を総合的に支援することで、会社員とのリソース差分を埋めるサービスです。
フリーランスへサービスを提供しているランサーズが個人型確定拠出年金(iDeCo) によるフリーランスの資産形成サポートを行うとのこと。2019年1月8日の発表。ちなみにiDeCoはイデコと読みます。iDeCoは簡単に説明すると、個人で掛ける年金で、掛け金は所得控除と運用益は非課税というメリットがありますが、60歳まで引き出せないという制限があります。
個人的にはとても良い制度だと思っています。最近よく言われることですが、財政が厳しい中で日本では税金がどんどん上がっていっている状況。それも平均給与より少し上の中流階級を狙い撃ちにするという状況なので、所得控除・非課税というのは大きなメリットです。詳細を詳しく知りたい方は、こんなページ(iDeCoナビ)があったので覗いてみてもよいかもしれません。
すこし脱線しましたが、フリーランスでも気軽にiDeCoが利用できるというのは働きやすさの観点からもとても良いことだと思います。ランサーズのFreelance Basicsをどの程度の人が利用しているのかはわかりませんが、少なくとも裾野が広がることは間違いないでしょう。
あと、野村證券との提携というのもポイントが高いと思っています。ネット上では「戦闘民族」などのうわさが絶えない野村證券ですが、iDeCoについてはかなり充実しています。iDeCoでは自分でどのような商品に投資するかを選択できるのですが、結構ポイントになるのが「投資商品のレパートリーがどれぐらいあるか」です。ありがちなのが「iDeCoを始めたけれど自分が投資をしたいと思った資産に投資できる商品がない」という問題。例えば「新興国の株式に投資をしたいけど、新興国の株式という資産クラスに投資をする商品は取り扱っていない」といった感じ。これ、結構ストレスです。なので、iDeCoを始めるときにどの金融機関を選ぶべきかアドバイスを求められた際には、必ず「商品ラインナップの広さ」を見ることを伝えるようにしています。
野村證券のiDeCoの中でも商品ラインナップはかなり多いほうという認識。先ほどのiDeCoナビを調べてみると、大手の中ではゆうちょ銀行に次ぐ2番目でした(下記参照)。銀行も悪くないのですが、やはり株式投資も考えるのであれば証券会社は外せないので、その意味で言えば実質的に大手の中では一番といっても問題ないのではないかと思います。
金融機関(全86) | 商品数 |
岡三証券 | 41 |
SBI証券(オリジナルプラン) | 38 |
SBI証券(セレクトプラン) | 37 |
スルガ銀行 | 33 |
ゆうちょ銀行 | 31 |
楽天証券 | 31 |
野村證券(掛金1万円未満かつ残高100万円未満) | 27 |
野村證券(掛金1万円以上もしくは残高100万円以上) | 27 |
SBIベネフィット・システムズ | 27 |